ギャンブル依存症の治療方法には種類がある？治療方法別の特徴

日本には、パチンコ・パチスロ、公営ギャンブルや宝くじといった様々なギャンブルが身近にあります。なので、ちょっとした事がきっかけでギャンブル依存症に陥ってしまう事も珍しくありません。
そんな恐ろしいギャンブル依存症には複数の治療方法があります。
今回は、ギャンブル依存症の治療方法について少し詳しく解説していきます。

ギャンブル依存症の詳しい症状が知りたいという方は、過去記事「ギャンブル依存症とは」を参考にしてください。

なぜ人間はギャンブル依存症になるのか

そもそも「なぜ人間はギャンブル依存症になるのか」と考えた事はありませんか？
もちろん、ギャンブル依存症になる原因は人によって異なります。
ですが、有名な原因・要因も判明しています。

心理的要因

ストレス、不安、抑うつ、孤独感、自尊心の低さ、自己肯定感の低さ、トラウマなどが原因となり、ギャンブル依存症に陥る可能性が高くなります。

遺伝的要因

実は、ギャンブル依存症は遺伝する可能性があると言われています。遺伝子によって、ドーパミンの分泌量や神経伝達物質の受容体の数が変化することがあり、これがギャンブル依存症につながる可能性があります。

環境的要因

環境的要因には、家庭内の問題、貧困、社会的孤立、仕事のストレス、友人や同僚の影響などがあります。

パーソナリティー的要因

冒険的で、衝動的な人、自制心がない人、楽観的で、成功することに依存している人などが含まれます。

ギャンブル依存症の治療方法を種類別に解説

それでは、ギャンブル依存症の治療方法を種類別に解説していきます。
治療方法は、患者の状態やニーズや受診した医療機関の医師の判断によって決まるといった点に注意しましょう。

認知行動療法（CBT）

CBTは、ギャンブル依存症のメジャーな治療方法の1つです。思考と行動を変えることによって、症状の改善を促す方法です。この治療方法では、患者は自分がどのようにギャンブルに関わっているかを分析し、負の思考や行動をポジティブなものに変えるためのスキルを身につけます。

薬物療法

ギャンブル依存症の治療方法の中で最も有名なのが薬物治療ではないでしょうか？
抗うつ薬や抗不安薬をギャンブル依存症に関連するうつ病や不安を軽減するために使用します。

自助グループ

自助グループは、アルコール依存症や薬物依存症の治療に用いられることが多いですが、ギャンブル依存症にも有効だと分かっています。自助グループに参加することで、同じ状況にある人たちと共に自分の問題を解決し、助け合うことができます。

まとめ

ギャンブル依存症は、患者に合わせた治療方法を選択する事が大切だと言われています。
有名な薬物治療以外にも様々な治療方法が行われているのもギャンブル依存症の特徴だと言えるでしょう。
もし、ギャンブル依存症で悩んでいるという人は、まずは医療機関を頼って自分に合った治療方法を見つける事から始めましょう。